キャッシュレス決済に潜む影

こんんちは

さきちです。

 

みなさんは、キャッシュレス決済使用していますか?

今は、ポイント還元が実施されており大変お得な決済です。

 

ですが、それは今だけというのもご存じですよね?

ポイント還元は、9ヶ月限定の政策です。

 

このキャッシュレス決済ですが、

消費者にとっては、お得ですが決済方法を導入する企業にとってはどうでしょう?

 

喜べない深刻な問題があります。

 

目次

 

 消費者にとってはお得

 

キャッシュレス決済は色々ありますね?

バーコード、QR決済だと

PaypayやLINEPay、aupay、メルpay 等

 

クレジットカードだと

VISA、Master、JCB、アメックス 等

 

また、電子マネーであったり、タッチ決済であったり

いろんなキャッシュレス決済があり、

どのキャッシュレス決済を使用して良いのか悩んでしまうほどです。

 

どの決済方法にも言えることが

消費者は、ポイント還元されるためお得に使用することが出来ます。

 

どのキャッシュレス決済が良いのかわかりませんが、

色々試してみてお気に入りのキャッシュレス決済を使用すれば良いと思います。

 

中小企業や個人店には死活問題

 

大変お得なキャッシュレス決済ですが、

中小企業や個人店には、とてつもなく大きな問題です。

 

クレジットカードを始めキャッシュレス決済は、

「手数料ビジネス」と呼ばれるものになります。

 

 

現在の手数料の上限は、3.25%です。

そして、国が推進しているので1/3は国が補助することとされています。

 

日本で、中々キャッシュレス化が進まないので、

この手数料に問題があるからです。

 

いくら国が補助すると言ってもそれは、期間限定の話です。

この期間が過ぎたら、この手数料は事業者の負担につながります。

 

売り上げの3%程ですが、これは事業者にとっては、大きな負担です。

 

例として計算してみましょう。

粗利は、業種や物によって様々ですので、今回は20%で計算したいと思います。

 

粗利とは

粗利=売値-仕入れ値

 

粗利について詳しく知りたい方はこちら

dyzo.consulting

 

10000円で販売している商品があります。

粗利20%だと、原価8000円 利益2000円になります。

 

※今回は消費税については、考慮しないものとします。

 

そして、キャッシュレス手数料3%とします。

10000円の3%は、300円です。

 

利益の2000円から、300円を引いた金額1700円がお店の利益になります。

 

10000円では、小さく感じるかもしれませんが月の売り上げが

10000円なんてありえません。

 

月に100万円の売り上げがあったとします。

 

同じく粗利20%です。

利益は、20万円です。

 

そこから、手数料を引くと17万円になります。

 

中小企業は、手数料分の利益が無くなるととても厳しくなります。

 

今まで、中小企業や個人店がキャッシュレス決済を導入しなかったのは

この手数料が痛いからです。

 

 

政府による無理やりなキャッシュレス導入

 

現在は、国でキャッシュレスを推進しています。

こうなると今まで導入していなかった企業も導入せざるを得ません。

 

ポイント還元を行っているので消費者もポイント還元に釣られて使用します。

 

消費者はポイント還元目的で、

キャッシュレス決済の導入されている所で購入しようとします。

 

すると、キャッシュレス決済を導入していない企業は客が遠のきます。

 

生き残るには、手数料を支払ってでも

キャッシュレス決済を導入するしか方法がありません。

 

ですが、キャッシュレス決済を導入したことにより、

今までの利益が減ります。

 

 

現在は、上限3.25%で手数料の1/3を国が補助していますが、

これは期間限定の話です。

 

この期間が終了すれば、手数料は決済会社が任意に決めることが出来ます。

クレジットカードの決済手数料は、1~5%ありました。

 

また、国の補助も消費税増税分の税金で賄われています。

いつまでも、補助出来るわけではありません。

 

仮に手数料負担が5%になり、

国の補助がなくなったら、どれだけの損失を負うか考えてみてください。

 

 

キャッシュレス決済の普及率を

他国と比較されることが多いです。

 

ですが、他国と日本ではお金の事情が違います。

悪く言うようですが、他国では、財布をすられたり、盗まれたりが頻繁に起こります。

また、お金の偽造も多いです。

 

日本では、どうでしょう。

盗まれたり、偽造したりといった事は無いとは言えませんがあまり聞きません。

 

他国では、

現金で持ち歩くより、安心して買い物が出来るので

自然とキャッシュレス決済が普及しました。

 

批判ですが、

日本政府は、浅い情報で、無理やりキャッシュレス決済を普及させています。

本来であれば、ニーズに合わせ自然に普及させていくべきなのにです。

 

ネットでは、

このポイント還元のキャッシュレス決済は「愚策」とも言われています。

 

こんな普及のさせ方では、

決済会社と一部の大手しか得をしません。

 

中小企業や個人店に政府は、「死ね」と言っているものです。

 

まとめ

 

キャッシュレス決済は、お得なサービスですが、

そのサービスによって苦しんでいる人もいます。

 

これも一つの金融リテラシーです。

 

 

メディアやマスコミの情報を鵜呑みにしてはいけません。

 

そして、これからの時代

知らなかったでは済まされないほど大きな問題になります。

 

日本では、お金の知識は教えません。

その方が、政府にとって都合が良いからです。

 

現代日本、普通の生活をするにも、

お金は足りません。

 

自分自身や家族を守るためにも、

少しずつ、お金の知識を身に付けてください。

 

日本では、お金の話はタブーという風潮がありますが、

その結果自分で自分の首を絞めることになります。