アベノマスクに費やした466億円+不良品の再検査費用8億円でどれだけの貧困を救うことが出来るのか?

こんにちは

さきちです。

 

東京都以外の県では、政府によるマスクは未だ準備中となっています。

市場にマスクが流通し始めた現在不要となる未来しか見えません。

 

このマスク配布という政策に政府は、466億円+再検査費用8億円の費用を費やしています。

 

この政策は本当に正しかったのでしょうか?

今回は、このお金でどれだけの人を救うことが出来たのか?

を簡単に計算してみました。

 

目次

 

ワーキングプアという言葉はご存じですか?

ワーキングプアとは、「働く貧困者」という意味です。 

 

その時の物価や税率によって金額は異なりますが、

一般的には年収200万以下と言われています。

 

日本では、ワーキングプアと呼ばれる貧困者が増えているのです。

現在の日本では、6人に1人が貧困と呼ばれています。

 

これだけ貧困層が増えているのです。

 

 

平均年収はピーク時から比べると下がり続けている

 

日本の平均年収は下がりつづけています。

1997年の時代から比べますと、平均年収が1997年のピーク467万円だったのに対して相当さがっています。
90年代の年収を調べてみると
1993(平成5年) 452万円
1994(平成6年) 456万円
1995(平成7年) 457万円
1996(平成8年) 461万円
1997(平成9年) 467万円
1998(平成10年)465万円
1999(平成11年)461万円
2010年(平成20年)408万円
と軒並み450万円以上の年収でした。

現状の年収が下がった理由は、ゼロ成長、円高、若者の減少など色々な要素があげられます。
2015年あたりから再度上昇傾向にあり最新年度の平成30年度の平均年収は441万円となりました。
ちなみに東京都だけの平均年収になると612万程度(平均年齢が40歳)となっております。
これは全都道府県でも1位にランクされているようです。
参考:東京都の平均年収・年収中央値を解説!

東京だけでみるとかなり高そうにみえますが最近は地域との格差が開くばかり。
地方では若い世代では平均年収は200万にも満たないところもあります。

 

日本の29年度平均年収・給料・年収推移や年代別・学歴別・正規非正規別年収差|平均年収.jpからの引用

 

これは、平均年収です。

大きく稼ぐ人には、年収1億以上稼ぐ人もいます。

 

大きく稼ぐ人が釣り上げても、平均年収は下がっているのです。

それだけ、平均年収を下回る収入の方々が増えてきているのです。

 

平均年収が下がっている原因

 

 

この動画を参考にしました。

詳しくは動画をご視聴ください。

 

安倍政権が始まって、雇用者は増えました。良いことですね。

ですが、その反面

正規雇用者が増えているのです。

 

正社員と非正規雇用では、賃金格差があります。

平均年収が下がり続けているのは、この正規雇用と非正規雇用の賃金格差が原因です。

 

 

本年度から、「同一賃金同一労働」が始まりました。

 

大手企業は、令和2年4月から、中小企業は、令和3年4月からの導入です。

この法案で、賃金格差は無くなれば良いのですが私は無くなると思いません。

 

同一賃金同一労働とは?

 

同じ仕事をしているものには、同じ賃金を支払うという制度です。

これにより、非正規雇用でも正規雇用並に働いていたら賃金は正規雇用と同じになるというものになります。

 

 

同一労働同一賃金が始まっても格差が無くならない理由

 

さきちの持論です。

反対意見もあると思います。

 

蓄えが沢山あり、心優しい社長が経営している企業ならば、

正規雇用の賃金を上げて正規雇用と同じ給与水準を支払うと思います。

 

ですが、逆の考えを持つ人もいるはずです。

正規雇用の給与を非正規雇用に合わせようと考える人もいるはずです。

 

更には、給与を支払いたくない一心で、

正規雇用な方々には、正規雇用と同じ仕事をさせない

と考える経営者もいます。

 

経営者全員が、社員を第一に優先しているとは思えないのです。

ひねくれた考え方かもしれません。

ですが、ブラック企業と呼ばれる会社が多数存在する日本です。

 

日本人の真面目さ優しさに付け込む人もいるのも事実です。

 

もっと言えば、

守らなくても罰則されません。

 

抜け穴だらけの法案なのです。

 

令和元年10月に最低賃金は引き上げられました。

 

厚生労働省HPにある表では、入りきらなかったためExcelで作成しました。

()ないは、引き上げられる前の最低賃金です。

元データはこちら

f:id:sublife001:20200516171515p:plain

 

上で、ワーキングプアと呼ばれる方々の年収は200万円以下と書きました。

この表を基に計算してみましょう。

 

1日8時間、月22日働いたとします。

一番高い東京で計算すると、

時給1013円×8時間×22日×12ヶ月=2,139,456

 

ラインとする200万からたったの14万弱しか余分にありません。

 

 

一番低い都道府県は、790円になっています。

該当する県は、

青森県岩手県秋田県山形県鳥取県島根県愛媛県高知県佐賀県長崎県熊本県大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県

 

16もの県が該当します。

 

東京都と条件は同じです。

1日8時間、月22日働いたとします。

時給790円×8時間×22日×12ヶ月=1,668,480

 

完全なワーキングプアです。

グラフにしてみました。

f:id:sublife001:20200516182712p:plain

※小さくなってすいません。

 

最低賃金では、

ワーキングプアと呼ばれる200万円を超えることが出来るのは、

「東京都・神奈川県・大阪府」の3件だけです。

 

他の県は、超えることが出来ません。

 

少なすぎる最低賃金

 

あくまで最低支払う必要の金額です。

 

上のグラフを見て頂ければわかると思いますが、少なすぎませんか?

 

せめて、最低賃金ワーキングプアを脱却しましょう。

 働いていも働いても貧しいままの状態は辛すぎます。

 

日本の貧困率

 

60%の人が生活が苦しいと達しています。

現在、この国では6人に1人が貧困です。

 

高齢者・障碍者

4人に1人が貧困

 

20歳から64歳までの単身女性

3人に1人が貧困

 

女性のシングルマザー

54.6%が貧困

 

安倍政権になってから、男女の賃金格差は11万円広がっています。

 

学歴社会が無駄な貧困を生み出している

 

企業に就職する際、学歴によって給与は変わります。

当然、大学を卒業していれば給与は上がります。

 

進学する際、高い学費を払ったのだからその分高い給料でも問題ない。更に、大学進学出来なかった人は努力が足りない。

 

そんな意見を聞いたことがあります。

 

私は、この考え方は違うと思っています。

 

高い学費を払った分高い給料を貰って当然

この考えは私も賛成です。

 

ですが、努力が足りないとは違う気がします。

家庭の事情など、本人の努力では覆せない現状もあるからです。

 

本当は大学に通いたくても通うことが出来なかった人は沢山います。

 

そんな方々にも、努力が足りないの一言で済ませて良いのでしょうか?

 

愚策なアベノマスクに費やしたお金でどれだけの人を救えたのか?

 

様々な観点から、見ていきたいと思います。

 

進学の場合

大学4年間の平均は、

国立】242万円【公立】254万円【私立文系】396万円【私立理系】539万円【私立医歯系】2337万円(平成29年度文部科学省調査より)となっています。

gakumado.mynavi.jp

 

日本では、【私立文系】の大学が一番多く存在します。

今回は、【私立文系】の大学を例にして計算したいと思います。

 

【私立文系】大学の4年間の平均は、396万円です。

 

アベノマスクに費やして466億円+8億円で何人の方が大学進学出来たでしょうか?

 

474億円÷396万円=11,969人

※小数第一位は切り捨て

となります。

1万人以上の方の大学費を賄うことが出来る計算です。

 

生活保護

こちらの平均受給額は、10万円から20万円となります。

今回は、間を取って15万円で計算したいと思います。

 

15万円で、生活保護を受けた場合

1年間に受給出来る金額は、

15万円×12ヶ月=180万円になります。

 

アベノマスクの474億円を180万で割ると

474億円÷180万円=26,333人

※小数第一位は切り捨て

となります。

 

この計算では、

2万人以上の人が1年間の生活保護を受けることが出来ることになります。

 

失業手当

勤務日数や元々貰っていた給与によって変わるので、今回は最低支給額で計算します。

年齢問わず、最低支給額は1日2000円です。

 

給付期間は90日から360日となります。

90日支給の場合

2000円×90日=180,000円

 

474億円÷18万円=263,333人

※小数第一位は切り捨て

 

360日の場合

2000円×360日=720,000円

 

474億円÷72万円=65,833人

 

となります。

 

障害者年金

障害年金の最低受給額は、

障害基礎年金1級の方は、977,125円/年

障害基礎年金2級の方は、781,700円/年

となっています。

 

障害基礎年金1級の場合

474億円÷977,125円=48,509人

 

障害基礎年金2級の場合

474億円÷781,700円=60,637人

 

1年の間

これだけの人数分賄うことが出来るのです。

 

食料困窮者への支援

上の動画で、

山本太郎さんは、フードバンクによる支援

1人1日3食とした場合、5000万円で1700人の食事が賄えると説明しています。

 

この5000万円を474億円に置き換えて計算してみましょう。

474億÷5000万=948

 

1700人×948=1,611,600人

 

百万人以上の食事が賄えるのです。

 

 

以上

簡単に計算してみました。

単純計算になるので、現実はこんな簡単でないことは重々承知しております。

 

 

まとめ

 

今回のアベノマスクは本当に正しかったのか?と問われると

私の意見は、明らかな間違いだと思っています。

 

私以外にも、間違いだと思うかたも多いと思います。

 

私には、何故?安倍政権はこんな意味のない

誰も救われない政策をしてしまったのか?私には解りません。

 

もし、これが最適解として出した答えなら

安倍政権は、国民の生活を理解していません。

 

本当に必要な人に正しい支援を行うことが出来ていれば

どれだけの人が救われたのか?

 

この問題は、安倍政権だから悪いというわけではありません。

 

財務省がこの緊急事態にも関わらず、プライマリーバランスの黒字化を目指してしまったことが一番の原因だと思っております。

 

日本には、財政破綻は起こり得ない!

今のデフレ化による日本を救うには、プライマリーバランスの黒字化など目指してはいけないのです。

 

国民の皆様が1人1人主張すれば、この国は変わります。

 

変わると言ってもすぐに変わるわけではありません。

数年先、過去を振り返ってみて「変わった」と実感出来る程度だと思います。

 

それでも良いんです。

少しずつでも、日本をより良い国にするために

声を上げる

ことが大事です。

 

私は専門家というわけではありません。

間違った情報を発信している可能性も大いにあります。

 

それも踏まえた上で、

何が正しいのか?何が間違いなのか?

考えてみてください。

 

意見などございましたら、連絡ください。

 

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