消費税増税は本当に必要だったのか？
こんにちは
むさきちです。
日本には、1000兆円ほどの借金があります。
そして、財政赤字です。
こんなにも借金がある国は日本だけでしょう。
財政赤字の回復
つまり、プライマリーバランスの黒字化を目指す必要がある
そのために、消費税増税は必要だ
そう思っている人も多いはずです。
過去記事に簡単にお金について解説しました。
今回は、もう少し掘り下げて解説していきます。
目次
税金の目的
税金はご存じのとおり
- 政策活動
- 公務員の給与
- 地方復興
- 社会保障の充実
- 公的サービス（学校や医療）の運営
などに使用されています。
上記以外にも、税金には
- 資本の再分配
- 日本円に価値を与えている
そんな役割もあります。
所得の再分配？日本円に価値？となる人が多いと思います。
資本の再分配とは？
日本は、資本主義です。
資本主義とは、営利目的の個人的所有者によって商業や産業が制御されている、経済的・政治的システムのことです。
簡単に説明すると
個人の利益のためのビジネスで成り立たせている制度のことです。
資本主義では、成果を上げた者は沢山の富を受け取ることが出来ます。
比較的自由なビジネスを行うことが出来るため、
競争意識から経済の成長を促進させる目的もあります。
ですが、資本主義のデメリットとして
富を持っているものが、より多くの富を手にして
貧しいものは、更に貧しくなっていくことがあります。
貧富の差です。これが広がります。
そして、貧富の差の拡大を防ぐために税金が存在しています。
収入の多いものから、多くの税金を徴収して
少ないものからは少なく徴収する
所得税ですね
この制度を「累進課税制度」と言います。
日本円に価値を与えている
所得の再分配については、ご存じの方も多いと思います。
ですが、
日本円に価値を与えているというのはイメージが付かない人が多いと思います。
「もしも」で話を進めます。
日本がインフレを起こしインフレが止まらなくハイパーインフレになったとします。
ジンバブエのような状態です。
インフレは物価の価値が上がり、実質お金の価値が下がります。
皆さんも学生の頃、社会の授業で習いましたよね
パンを購入するのに、何十万～何百万と紙幣が必要になります。
その状態になったら、お金の価値は少ないですよね。
インフレが進みすぎて、使い道がなくなってしまったら
そんな状態を防ぐために、税金があります。
税金を支払う目的にお金を使用します。
使い道をなくすことの無いように、税金があるのです。
このように、税金は無くしてはならない必要な制度になります。
消費税増税は必要だったのか？
私の意見は
「消費税は必要だと思うが、増税は今では無い。今は、減税すべき」
です。
理由は、
日本は長い間、デフレから脱却出来ていません。
日本政府もデフレ脱却を目標にしてます。
デフレとは
インフレの逆で、お金の価値が高まり物価が下がることです。
お金の価値が高まるので、インフレになるようりも良いと感じる人もいると思います。
１つ質問です。
皆さんは、価値の高まるものを自ら手放すことをしますか？
恐らく殆どの人がしないでしょう。
デフレは多くの人が、お金を手放さなくなります。
すると
消費が減少するため、企業やお店の利益が減ります。
↓
利益が減るため、従業員の給料が減ります。
↓
従業員に、余裕が無くなるため更に節約をして消費を控えます。
↓
企業やお店は更に利益が減ります。
こんな感じに負のスパイラルになります。
逆にインフレはどうでしょう？
お金の価値が下がります。
価値が下がっていくものを、確保していようとは思わないでしょう。
多くの人が価値が下がりきる前に、別の価値のあるものに変更したいと思うはずです。
すると
価値が下がる前に、価値のあるものと交換したいと思い消費が活発になる。
↓
企業やお店は、売上が増えて利益が増え従業員の給料が上がる
↓
従業員に余裕が出来たため、贅沢をしたりと消費が進む
↓
企業やお店の売上は更に上昇する
このようなサイクルになります。
では、消費税増税するとどうなりますか？
国民の消費が落ちこみます。
消費税は、デフレを促進させることになるのです。
可笑しいですよね？
デフレ脱却を目標にしているのに、デフレを促進させる政策をしているのです。
デフレ脱却したいなら、消費税を減税して消費を推進させる必要があるのです。
そして、インフレが起きたらインフレを加速させないために消費税を増税します。
日本の政策は、目標に対して真逆の事を行っています。
これが私の
「消費税は必要だと思うが、増税は今では無い。今は、減税すべき」
という理由です。
消費税は社会保障の充実に必要？
少子高齢化社会
日本はとても深刻です。これから更に社会保障費用は高くなります。
そして
増税するときの理由として社会保障の充実に全額充てるとまで言っていました。
ですが、実際には増税分の税収のうち2割程度しか使用されていなかったのです。
では、他の8割はどこに使用されたのでしょうか？
消費税増税が進むたびに、減っている税金があります。
法人税です。
数字だけを書くと
元々40%以上あった法人税ですが、現在は、23.4%になっています。
超累進課税制度だったのです。
世界の平均が、19％になるので世界水準に近づいています。
これも消費税と同じ理由です。
「デフレの今は、法人税を減税するべきではない」
他の国を真似することも重要です。
ですが、日本以外の国はデフレ脱却出来ています。
日本のみデフレから脱却できていない現在
世界と同じ政策をしても、意味が無い
むしろ、マイナス要素にしかならないのです。
日本は、自国通貨発行することが出来ます。
お金を刷ることが出来ます。
国債をどんどん発行して、お金を刷れば良いのです。
お金を刷ると価値が下がり、インフレになるのが問題だと言います。
そうです。なります。価値が下がります。
ですが、問題ではありません。
そもそも日本はデフレ脱却出来ていなません。
社会保障も今後増えていきますが、
消費税増税で増えた税収分は殆ど消費税増税に使用されていません。
そのため、社会保障が無くなることは無いです。
また、上記の事を言うと
財政破綻すると言われます。
しません。
財政破綻しない理由を
令和新撰組の山本太郎さんが、解りやすく解説してくれています。
また、より詳しく知りたい方は
三橋 貴明さんの動画をご覧ください。
動画を見て頂ければ、解りますが
財務省は嘘を付き続けているのです。
昔のように、情報源がテレビや新聞のみなら
国民を騙し続けることが出来たでしょう。
今は違います。ネットが発達して個人でも情報を発信できる時代です。
情報は飛び交います。嘘はバレます。
難しいと理解を諦めてはいけない
税金について知るのは、大変なことです。
どの勉強も同じですよね。
日本には、
税金について知っている人は多くはありません。
日本には、
教育の義務も存在します。
教育の義務があるにも関わらず税金のことを学校では教えません。
国が、理解を深めて欲しくないようにも思えます。
私も最初は難しく感じ、学ぶことが億劫でした。
消費税について、マンガで解りやすく解説してくれている本です。
消費税というのは、
国民全員例外なく徴収される税金です。
税率が同じため、平等と言われますが平等ではありません。
資産1万円の人と資産100万円がある人
100円の物を購入したときの税金の負担は、金額は同じでも負担の割合は違います。
一番身近に存在する税金が消費税になるため、
消費税について知っておくだけでも大切です。
税金の知識があれば、節税することも出来ます。
脱税はいけません。犯罪です。
日本の富裕層は、先進国の中で最も税金を払っていないとも言われています。
何故か？節税しているからです。
一般の人は、節税の方法は知りません。
ずるいですよね。
これから先、損をしないために正しい税金の知識が必要になってくるのです。
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この本は、1,120円となっています。
高いと思いますか？安いと思いますか？
私は安いと思います。
税金について、正しい情報を与えない日本で情報を得ることが出来ます。
情報というのは、一方からの情報では意味がありません。
いろんな角度から見て、自分で判断をして価値のある情報になるのです。
私はよく言います。
「自分で調べることが大切」だと
上から与えられた情報が全てではありません。
まとめ
最近は、ビジネス系Youtuberも増えてきています。
多くの人が、経済、お金、ビジネスについて学ぶことが出来る現代です。
知識は資産になります。
あなたが今の生活に満足していないのなら、
今を変えるために、行動してみませんか？
応援します。
私に聞きたいことがあれば、ご相談ください。
