財政破綻するとどうなるの?
こんにちは
むさきちです。
マスコミ・メディアで言われます。
先に結論を言っておきますが、
理由は、
さらに、日本には自国通貨発行権を持っているからです。
という考えではなく知っておくことは大切です。
目次
財政破綻とは?
財政破綻というワードを知っていても、
財政破綻の定義を答えることは出来ますか?
つまり、財政破綻とは
借金の返済能力がなくなり、
返済出来なくなった状態をデフォルトといいます。
そして、政府がデフォルトすることを財政破綻といいます。
よく誤解されるのですが、
借金が膨らむことではありません。
借金がいくら膨らんでも、
返済能力が失われなければデフォルトはしません。
財政破綻するとどうなるの?
財政破綻するとどうなるのか?
この疑問は、経済に興味を持った人は誰しも抱く疑問ですね。
ですが、多くの人は経済に興味関心がありません。
そして、財政破綻する
という不安や恐怖のみが先行しています。
不安や恐怖を煽ることで、消費税も導入されました。
消費税は無意味な税金だと知らずにです。
財政破綻はどのようにして起きるのか?
簡単な話です。
需要に対して供給能力不足によるインフレです。
需要に対して供給能力不足によるインフレと書くと
インフレは危険だ!
と言う人がいますが、そんな方々に
もう少し考えて物事は発言しましょう。
重要な部分が抜けています。
重要な部分は、
「需要に対しての供給能力不足」という部分です。
需要に対しての供給能力不足とは?
過去記事で、インフレ・デフレについて解説しました。
インフレ・デフレについては過去記事を参照ください。
この図を見てどちらが「デフレ」なのか?解りますか?
左側ですね。
需要に対して、供給能力が上回っている状態が「デフレ」です。
財政破綻は、現在の需要に対して供給能力を減少すると起こります。
需要に対して、供給能力が不足してしまったら
輸入に頼るしかありません。
そして、輸入を行うには、
外貨が必要です。
現在は、日本は輸入より輸出の方が多いため
貿易は黒字になっています。
貿易黒字ならば、外貨も用意出来るので、問題はありません。
ですが、供給能力が減少して輸出を行えなくなり
貿易赤字になってしまったら、外貨を用意する必要があります。
FXを行っている人は、理解できると思いますが
日本円でドルを購入し続けるとどうなると思いますか?
間違いなく「円安」になっていきます。
たくさん売られるということは、
その分価値が下がります。
円安になると
輸出は有利になりますが、供給能力が失われてしまっていたら
輸出は出来ません。そして、輸入は不利になります。
日本の供給能力が不足して、輸入に頼ることになったのに
円安が進むと輸入が厳しくなっていくのです。
輸入が厳しくならないようにするには、
日本は固定為替相場制にする必要が出てきます。
日本が現在、所持している外貨を売って日本円を買い戻し続けるということです。
外貨貯金がある内は、問題ありません。
ですが、貯金が尽きてしまったら
調達するために、外貨建て国債を発行する必要があります。
外貨建て国債とは、外国に借金をするということです。
ここまで、来ると日本は財政破綻します。
今の緊縮財政は、供給能力を削る政策です。
財政破綻させようとしているのでしょうか?
財政破綻するとどうなるのか?
レバノンという国の実例をもとに、三橋貴明さんが解説してくれています。
財政破綻するとどうなるの? 財政破綻論者さんに教えてあげる | 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
財政破綻しても国家破綻はしない!
財政破綻=国家破綻と考えている人がいますが、
実際に財政破綻した国があります。
※デフォルト (金融) - Wikipediaからの引用
先進国で、初めてデフォルトした国です。
自国通貨建て国債ではないからです。
共通通貨のユーロ(EUR)を使用しています。
ギリシャという国は無くなりましたか?
他には、ロシアも財政破綻しました。
ロシアの原因は、固定為替相場制だからです。
ロシアも存在していますよね?
財政破綻しても国は無くならないのです。
財政破綻するとどうなるの?
財政破綻するとどうなるの?
タイトルの疑問ですが、上記で
「需要に対しての供給能力不足」を説明しました。
国民の需要に対して供給能力が不足しているので、
国民は、モノやサービス不足に苦しむことになります。
生活は苦しくなりますが、これだけです。
デフォルト=危険
という認識のみで、考えてはいけないということです。
まとめ
財政破綻が起きる原因は、
需要に対して供給能力不足によって起こります。
日本の緊縮財政は、
供給能力を減少させているのです。
何故?日本は、自ら首を絞める緊縮財政を行っているのでしょうか?
答えは、
貨幣論を間違えて認識しているからです。
財政破綻論者の意見を聞いていると、
お金=金(絶対量が存在する)
という認識でお金には絶対量が存在しているという認識になります。
金は地球にもちろん絶対量が存在します。
ですが、貨幣とは「信用創造」によって
無から生み出されている事実があります。
つまり、
お金=金(絶対量が存在する)という認識が間違っていると
理解しなければ、日本の不況から脱却することは出来ないでしょう。