秀才になりたいなら、前提を批判しろ!

こんにちは

さきちです。

 

天才になりたいと思ったことはありませんか?

私はあります。

 

知識が豊富なだけでは天才とは言えません。

では?天才とは何でしょうか?

 

目次

 

 天才とは?

 

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冒頭にも書きましたが、知識豊富なことは天才とは言いません。

覚えることが苦手な人はいますが、覚えるだけなら機械に任せればいい

 

では、天才とは何でしょうか?

天才(てんさい)とは、天性の才能、生まれつき備わった優れた才能(生まれつき優れた才能を備わった人物[1])のことである。天才は、努力では至らないレベルの才能を秘めた人物を指す。天才は、極めて独自性の業績を示した人物を評価したり、年若いのに、あまりに高い才能を示した人への賛辞的形容に使われる。それが、歴史社会に影響を残すに至ったレベルの人物を指すことが多い(動物にも使用される場合がある)。しかし、「○○の天才」といったように芸術スポーツ等様々な分野に一見限定した用法もある。

Wikipediaからの引用

 

イメージ付きましたか?

私の言葉で、簡単に表現すると

独創的な考えを持ち、行動出来る人です。

 

秀才天才は違います。

 

秀才は、優れた能力を持っている人のことを言います。

 

天才になるには、生まれ持った才能で左右されてしまいます。

また、超えることが出来ない壁も存在します。

 

天才として、能力を持ち成果を出している人は極限られた人達です。

 

 

天才になるには?

 

天才になることは難しいですが、秀才になることは出来ます。

 

秀才の人の考え方は、前提を批判して新たな考え方を行えることです。

 

 

 最も重要なことは、前提を批判するという考え方を持つことです。

 

前提を批判するとは?

今ある課題について疑問を持つということです。

 

一つ例題を出してみましょう。

 

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この図形の面積を求めてください。

 

 

 

 

 

 

 

三角形の面積は、

底辺×高さ÷2

で求められますよね?

 

 

答えは出ましたか?

10×6÷2=30

 

と出しませんでしたか?

残念間違いです。

 

答え

この三角形は存在しない

です。

 

?が浮かびますよね

 

では、この図形が存在しないことを証明しましょう。

 

小学校で習う算数を用いて証明

 

底辺×高さ÷2で面積を求める場合

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 三角形を長方形にして面積を求め、その半分になるから

底辺×高さ÷2

という方程式が成り立ちます。

 

三角形が存在しないと証明するために、1本線を足してみましょう。

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対角線を引きます。紫色の線です。

対角線になるので、

元々の底辺となる線と

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新しく引いた対角線

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これは、=(イコール)になりますよね。

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赤丸の部分で見ると、長さが半分になります。

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10の半分は「5」ですよね

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この時点で可笑しなことが起こっています。

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この部分は、直角と定義されていいます。

斜めの部分は、「6」よりも長くなくてはいけません。

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この時点で、三角形が成り立たないと判断出来るため

この三角形は存在しないということになります。

 

中学校の数学で習う円周角の定理で証明

 

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※マウスで文字を書くのは難しいですね

 

円周角の定理とは

円周角=中心角÷2

となります

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この三角形を円に当てはめてみましょう。

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こうなります。

この三角形は、中心を通っているので中心角は180°です。

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円周角は円周角の定理により

90°になります。

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円周角は円周上にある限り必ず90°です。

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円周角を移動して、長さを持とめてみましょう。

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直径は10になるので、半径として求めることが出来れば長さは出ます。

半径として求めるためにこのような位置に移動します。

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円周角は円周上にある限り90°になります。

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直径が10であるならば

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この部分は

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「5」になりますよね

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つまり、同じ90°となると「6」というのはありえないことになります。

ありえない三角形になるため、この三角形は存在しないという証明をすることが出来ます。

 

三平方の定理による証明

三平方の定理はいつ習うのか忘れました。

 直角三角形の三平方の定理は、

1:2:√3

になりますね

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先ほどの図形

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回転させます。

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三平方の定理で表すと

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になります。ここから、底辺となっている部分の長さを出すと

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「5」になります。

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底辺を「5」と出すことが出来たので、次は斜めの線を求めたいと思います。

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一旦、解りやすく切り取ります。

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この時点で、この三角形が成り立たないことは解りますか?

三平方の定理は、

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になるので、斜面の「5」よりも短くなっていないと可笑しいのです。

√3=1.73205080757・・・・・

です。

 

 

このように、面積を求めるという問題すら成り立っていないのです。

この問題は実際にMicrosoftが入社試験で出した問題です。

 

入社試験で簡単な面積を求める問題が出るはずがないと問題(前提)

に対して疑いをもち、答えを導き出す必要があります。

 

学生の頃は、授業で習うことを記憶するだけです。

ですが、社会に出ると前提から間違っている問題は沢山あります。

 

言われたことしか出来ない社員でいるより、自ら考えて行動出来る社員のほうが活躍出来ますよね。

 

前提を疑うという考え方を専門的な用語で

クリティカルシンキング(批判的思考)

と言います。

 

秀才はクリティカルシンクングで物事を考えている

秀才と呼ばれる人は、クリティカルシンクングで物事を考えています。

 

クリティカルシンキングは、トレーニングによって鍛えることが出来ます。

 

 

鍛えることは出来ますが、

現代社会は情報化社会です。

 

ネット上に情報が溢れかえっています。

 

この情報を受け取るだけだと、クリティカルシンキングは身に付きません。

 

クリティカルシンキングを鍛えるために、

常に何故?という疑問を探してみてください。

そして、どうしたら?を一緒に考えてみてください。

 

秀才になるためには、クリティカルシンキングは絶対的に必要になります。

 

クリティカルシンキングを学ぶためのおすすめな書籍

 

 

期間限定ですが、Amazonkindleでこちらの書籍が無料になっております。

 

 

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まとめ

 

みなさんは、三角形の問題を解くことが出来ましたか?

私は出来ませんでした。

 

30だとずっと思っており、30以外疑いもしませんでした。

 

これからの社会

時代は変化はとても激しくなります。

 

時代に取り残されることの無いために

考える力を身に付ける必要があります。

 

私は、まだまだ勉強中です。

これからもクリティカルシンキングを鍛えて社会で活躍できるよう努めてまいります。